衆院選とコロナの今後
衆院選は、自民が、議席を減らしたとはいえ、単独過半数を獲得し、与党としては「絶対安定多数」を獲得した。
衆院選前、10月頃から、コロナの感染者数が激減したが、それがこの選挙の結果に大きな影響を与えたのは、明らかだ。
逆に、そのまま感染者が増え続けていたら、選挙の投票率も大幅に下がっただろうし、その不満から、自民が単独過半数を獲得することもなかっただろう。野党連立政権の樹立となっていたかもしれない。
コロナ感染者数は、発表された数字でみると、不自然なほどに明らかに激減しているが、その明確な理由を取り出すことはできない。
NHKのサイトが、政府分科会の尾身会長の発表とともに、いくつか説を紹介しているが、どれも曖昧で明確な根拠がない。
ワクチン接種率の増加が理由にあげられるが、接種率は一気に増えたわけではないから、急激に減るものではないし、イギリスやシンガポールなど、接種率が上がったからと言って、感染者が減るわけではない例も多くある。感染対策の行き渡りや人の移動の減少があげられるが、それらも、ここに来て急に起こったことではない。
特に、ワクチンを接種していない人が夜間の繁華街にいる割合が、大幅に減少したということがあげられていて、これは、ワクチンの効果を謳いつつ、人的交流の制限の必要をも訴えかける、巧妙なものだ。しかし、このサイトが言うように、数値割り出しの根拠が乏しいうえに、かつての減少のときは、滞留人口は増えているので、矛盾が生じる。
ただ、夜の繁華街へ繰り出すことは、ワクチン接種者より、非接種者の方が控えることが多いだろうことは確かと思われるが、これは別な意味で、感染者減少の理由を示唆するものがある。
つまり、ワクチン接種者が、接種したことによる「安心」から、人的交流をあまり避けない傾向があるとすれば、ワクチンを接種したにも拘わらず、感染するということもかなり見込まれる。ところが、無症状の場合はもちろん、多少の症状があっても、「コロナではない」または「重症化はしない」と高をくくって、病院等にかからない(検査を受けない)という場合も多いと考えられる。従って、その場合には、感染者数が減ったというよりも、検査を受ける人が減ったのだということになる。
いずれにしても、感染者の不自然な減少の仕方には、明確な理由がない以上、数字そのものの誤りや、そうでなくとも、数字の元となるPCR検査そのものの減少、あるいはその陽性率の減少ということを、疑わなくてはならないことにもなるはずである。
そして、今回の衆院選との明らかなタイミングの一致は、政府による「操作」もあるに違いないことを疑わせるに十分である。
私は、コロナの感染者も確かに減少はしていて、それはコロナ自体の側の理由(記事『『パンデミックに突入した地球』紹介まで』や、次の『新たに侵入した宇宙人と破壊性』で述べたような、「超技術的」な面も含めて)によるのだろうとみている。しかし、それにしても、あまりの急激な減少には、このような「操作」によるものがあると疑わざるを得ない。
だとすると、衆院選が終わって、政府が思惑どおり安定多数を得て、「信任を得た」ことになった今後は、コロナはどうなるか。間違いなく、急激に増えていくだろう。
それは、数字の操作を外すだけでも、そうなるし、逆に、数字は高い方に操作されることになるはずである。「信任を得た」ので、かつて以上に、やりたい放題ができるのである。それに、世界的には、日本だけが勝手に数字の減少を操作できるわけではなく、もし、衆院選の前という限定つきで許されているなら、今後は、当然、増やすことが約束されているはずだからだ。
さらに、今後、ワクチン接種者の間でも、「ワクチンを打ったからと言って、感染において安心できない」ということが行き渡れば、検査を受ける人も増えてくる。それに、専門家の間でも共通して言われているように、冬になれば、コロナの活動も高まり、「第6波」が来ることは当然予測される。
そうなったとき、政府が、どのように「やりたい放題」の施策をしてくるか、ある意味見ものである。
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