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2021年10月

2021年10月17日 (日)

『非認可の世界』- UFO、宇宙人情報の開示

スティーブン・グリア博士の「ディスクロージャー・プロジェクト」については、記事『「公開プロジェクト摘要書」について』で、とりあげていた。
 
そこでは、最高機密へのアクセス権を持つような、軍関係、情報機関関係等の上層部の人たちの、UFOや宇宙人に関する証言を集めた、「公開プロジェクト摘要書」( http://www.peopleknow.org/ds08pro/  )を紹介しつつ、簡単にコメントを付していた。
 
また、記事『「宇宙人」と「宇宙人の技術」について』では、スティーブン・グリア博士の活動や宇宙人や宇宙人の技術についての考えなどについて、私の考えも交えて述べていた。
 
「公開プロジェクト摘要書」は、圧倒的な量と質の高さで、資料としては貴重なもので、その最新情報を含めた補充版が、著書『ディスクロージャー』(ナチュラルスピリット)としても、出版されている。ただ、いずれも、膨大な量の証言を集めたもので、必ずしも読みやすくはないし、概要を把握するのには適しているとは言えない。
 
ところが、最近、『非認可の世界-世界最大の秘密の暴露』(VOICE)という著書が出版された。
 
これは、「公開プロジェクト摘要書」や「ディスクロージャー」にある主要な証言を、テーマごとにいくつか紹介しつつ、グリア博士の簡単な解説も付されている。また、地球人が逆行分析で宇宙人から手に入れた技術や宇宙人の技術についての簡単な解説、ディスクロージャー・プロジェクトを行うようになった経緯なども、簡単に述べられている。
 
初心者が概要を把握したり、あるいは、ある程度詳しい人でも、改めて全体像を確認するには、とても適したものになっている。是非一読を勧める。
 
何しろ、もはや、「UFOは存在するか」とか、「宇宙人は地球に来ているか」などと言ったレベルの問題ではなく、宇宙人は現に地球にいて様々な活動をしており、地球人にも多くの影響を与えているが、それについての情報は、政府や軍を超えた「非認可の組織」により管理され、我々からは完全に隠されている、ということである。
 
グリア博士が、本の中で、それらの証言から明らかになったこととして、簡単にまとめているものをあげておこう。(かっこは、私が簡単に補足したもの)
 
〇私たちは実際に、高度な地球外生命体文明による訪問を受けており、それがしばらく続いています。
〇UFO/ETは、米国およびその他の国における、最も機密度が高く区画化された非認可特別アクセス計画を象徴しています。(UFO/ETに関する情報は、軍や情報機関の扱う、通常の「機密情報」からは外された、「非認可」のもので、特別に許可された一部の者のみがアクセスすることのできる領域ということ)
〇これらのプロジェクトは、1961年アイゼンハウワー大統領が警告したように、米国、英国およびその他の場所における、法的な監視と支配から逃れてきました。
〇いくつかの諜報機関が地球外輸送船/宇宙船(ETV)と呼ぶ地球外から来た高度な宇宙船は、少なくとも1940年代、早ければ1930年代から、撃墜され、回収され、そして研究されてきました。
〇エネルギー生成および推進力の飛躍的進歩は、これらの物体を研究(およびニコラ・テスラの時代までにさかのぼる人間による関連分野の革新)結果から生まれてきました。そしてこれらのテクノロジーは化石燃料の燃焼または放射線の電離作用を必要としない、新しい物理特性を活用して膨大な量のエネルギーを生成しています。
〇機密にされた超極秘プロジェクトには、完全に稼働可能な反重力推進装置および新しいエネルギーシステムがあり、機密が解除され平和的に利用されると、欠乏、貧困、および環境へ影響を及ぼすことなく、新しい人間文明に力を与えます。(「反重力推進装置」や「新しいエネルギーシステム」は、既に一部の者たちにより、地球製UFOなどとして、極秘裏に軍事的に利用されているが、機密が解除されて一般に平和利用されれば、これまでのエネルギー概念を覆す、全く新しい人間文明をもたらす可能性があるものだということ)
 
私的には、NHKの番組でも触れられていたように(記事『「コズミック フロント UFOの真実」』、宇宙人が核に興味を示していて、核実験を止めるように忠告したり、宇宙空間や月で核を爆発させようとしたときには、撃墜したということ。アポロが月に着陸したときには、宇宙人がが既に月に基地を持っていて、UFOが周りに待機していたこと、一部交信や映像はカットされて、地球に送られていたことなどが、興味深かった。(これについての、アームストロング船長の話もある)
 
ロズウェル事件に典型的にみるように、高度の技術を持つはずの宇宙人のUFOが、かなりの数墜落し、UFOや宇宙人が回収されるなどということには、疑問に思う人も多いかもしれない。しかし、宇宙人の技術は、高度と言っても、万能ではなく、また、地球上の物質的な技術とは違った意味で、「繊細」な部分もある。特に、墜落事件で多く回収される、グレイタイプの宇宙人の技術は、かなり拙劣なところもあって、電磁波や核実験の影響を受けて、操縦困難に陥り、墜落することもままあるようである。
 
ただ、全体として、これらの証言は、仕事を通して、実際に、UFOや宇宙人そのものや、それに関する写真や記録を見た人たちのものではあるけれども、「非認可の世界」に関わることのできる人たちではないので、ある程度のことは知れても、それ以上のことまでは知ることができない。宇宙人が地球に来る意図とか、地球でなそうとしていること、彼らと関わることのできる地球の一部の人たちとの関係などのことである。その意味では、手の届きそうで届かない、もどかしさもあると言えばある。
 
さらに、後半の「ディスクロージャ・プロジェクトへの道」で、グリア博士が軍情報機関のトップやクリントン大統領の側近、CIA長官などと会い、彼らも、UFOや宇宙人の存在については知っているが、それ以上のことを知らず、どうすることもできないのを知って、自ら、証言者を集めて情報を開示していく活動をするしかないと気づくことになる経緯の記述も、興味深かった。
 
2001年5月には、(一部妨害もあったようだが)政界人や著名なメディア参加のもとに、公開の記者会見も行っていて(録画ビデオ https://www.youtube.com/watch?v=KicoTXPF1_E )、かなりの話題になったということだが、その4カ月後に、9・11事件が起こって、それは一気にかき消されたというのも興味深い。9・11は、この話題の火消しが唯一の理由とは思わないが、それも主要な理由の一つだったのかもしれない。
 
また、宇宙人や宇宙人の技術とはどういうものかについても、グリア博士の考えの簡単な説明があって、有益だが、これについては、次回触れることにしたい。

2021年10月 5日 (火)

『精霊に捕まって倒れる』-精神の病と異文化の問題

私は、記事『一過性の現象としての「統合失調」』で、「統合失調」とは、「異文化との接触」の問題であること。そして、記事『「異文化の衝撃」と「分裂病」』では、内部に引き起こされた「異文化の衝撃」が、いかに衝撃的なものであるかを、述べていた。
 
最近、その「異文化」と「精神の病」の問題を、正面からとりあげている本を読んだ。アン・ファディマン著『精霊に捕まって倒れる』(みすず書房)という本である。
 
ラオスを追われて、アメリカに移住することになった少数民族のモン族と、アメリカの医療との間で、「精神の病」の捉え方が、いかに根本的に異なるか、その文化の相違がもたらす様々な葛藤を、克明に描き出している。それは、絶望的と言えるほど、痛ましいものである。
 
この本の例では、「統合失調」ではなく、「てんかん」についてだが、モン族は、「てんかん」について、「驚いて魂が離れた状態の者を、精霊が捕まえて、倒したもの」とみる。それは、動物の生贄を伴うシャーマンの儀式によって、「魂を取り戻す」ことでしか、治療できない。ただし、この「精霊に捕まる」という状態は、それを克服すれば、シャーマンになれる資質でもあるので、「聖なる病」として敬われてもいる。
 
ところが、アメリカの医療では、もちろん「てんかん」は、だたの脳の異常であり、病院に入院して、抗てんかん薬によって治療すべきものである。
 
このような、本当に真逆としか言いようがない、相容れない捉え方が、衝突するのである。モン族のてんかんにかかった子供は、アメリカの医療とそれを全然信用しない、モン族の親との間で、引き裂かれるような状況になる。
 
結局、子供は、激しいてんかん発作を起こして、以後長らく死ぬことはなかったが、植物状態となってしまう。
 
モン族の親は、アメリカの医療が、モン族の治療を拒んだのみならず、多量の薬がさらに悪化させて、子供をそのような状態に陥らせたとみる。ところが、アメリカの医療は、モン族の親が、医師の言うことを聞き、もっと早く投薬治療をさせれば、そのような事態は避けられたとみる。
 
これは、モン族がアメリカに移住した初期の1980年代のことで、当時は、その文化的相違は、どうしようもないほど埋めようがないものだったことが分かる。現在は、モン族も、ある程度アメリカ的なものを受け入れて変わってきているし、アメリカの医療も文化的相違に理解を示すようにはなっているが、何ら解決はされておらず、根本的な問題であることに変わりはない。
 
本来は、「病気」全般について言えるはずだが、特に「精神の病」とは、「ものの見方」あるいは「捉え方」、つまり「文化」そのものの問題であることを、改めて感じざるを得ない。
 
アメリカの医療こそ、近代的な医学に基づいた科学的なもので、モン族のような捉え方は、後進文化による、「迷信」そのものと捉えていたら、この問題は、何ら解決の糸口はない。アメリカの医療もまた、西洋近代という「文化」そのものの産物なのである。
 
私は、全面的にではないが、モン族の捉え方の方が、真実に近い捉え方と思う。
 
「てんかん」は、「魂が離れている状態の者が、精霊に捕まって倒れる」ということだった。それでは、その捉え方に照らせば、「統合失調」の場合はどうなるか。
 
それは、「魂は体にいるが、やはり精霊に捕まって、倒れんばかりに、混乱している状態」ということになるだろう。魂が体にいる分、その混乱や葛藤が激しくなるのである。
 
モン族で、この状態がどのように解されているか分からないが、恐らく、「聖なる病」として、「てんかん」の場合と近い見方がされているはずである。
 
西洋近代という、ある意味特殊な文化の中にいる現代の我々にとっては、「統合失調」という「異文化の衝撃」自体が、本人自身にも、周りにも、理解される余地がない。本人が、それを、自文化に無理やり引き寄せて解釈しようとすると、「妄想」のような問題が起こる。周りが、それを、自文化に引き寄せれば、「治りがたい病気」として、病院に「厄介払い」するしかない問題となる。
 
ところが、逆に、本人にしても、周りにしても、内部に抱えられた、「異文化」の方に身を寄せれば、周りの「文化」との葛藤は、さらに激しいものとなる。いずれにしても、「異文化との葛藤」を免れない
 
「精神の病」とは、「異文化の問題」であることを、改めてつくづく感じさせられた。

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