新たに侵入した宇宙人と破壊性
前回とりあげた『パンデミックに突入した地球』(以下『パンデミック』と略)も、他のチャネリングもので言っていることと、基本路線では共通するものだが、それ自体の特色もかなりある。
そもそも、情報源たる「聖白色同胞団」は、(宇宙人の協力もあるようだが)地球と深く関わって来た霊的な存在たちによるもので、宇宙人のチャネリングに比べると、地球的な発想と結びついている度合いが強い。この点は、『日月神示』などと同じである。ただ、霊的(オカルト的)な面が前面に出るので、違和感やおどろおどろしさを感じる人も多いことだろう。
それに対して、宇宙人もののチャネリングは、バシャールやアシュタールもそうだが、地球的(物質次元的)な視点に縛られず、俯瞰する視点から、地球的には難しいと感じられる事態も、大したことでないかのように、「軽く」語られる傾向がある。宇宙人の技術に対する対応でもみたように、要は、意識のあり方次第なので、コロナについても、同様に「意識」さえしっかりしていれば、巻き込まずに済むといった語り口である。
『パンデミック』は、この点、もっと地球的な視点から、あるいは霊的な面での影響力を重視して、コロナに対しても、かなり強い警告を発しているのである。ただし、基本路線では、「霊性的な目覚め」を訴えるということで、要は「意識のあり様」を説く宇宙人のものと共通であることには、注意しなければならない。
この『パンデミック』で、一つの際立った特色としてあげられるのは、より強力な新しい宇宙人の侵入について、かなり詳しく述べられていることである。
これまでも述べてきたとおり、地球の支配層と連動しながら活動する、捕食者的な宇宙人が存在する。『パンデミック』でも、それらは、「地球イルミナティの宇宙人」と呼ばれている。レプティリアンはその代表である。
地球イルミナティの宇宙人も、もちろん捕食者的な存在で、破壊性が強いが、地球の利害と密接に結びついていて、地球そのものや、地球人に依存する度合いも強い。だから、それを「脅かす」ようなことはできても、地球そのものや地球人を破壊するようなことは、彼らにもできない。
ところが、この混乱の時代に乗じて、新しく地球に侵入した宇宙人もあり、それは、より強力な破壊性を帯びた存在である。彼らも、地球や地球人を「所有する」ことに興味があり、破壊そのものを意図するわけではないが、地球に依存するようなことはない。従って、いざとなれば、破壊も辞さないし、それだけの強力な技術も備えている。また、地球イルミナティの宇宙人や地球の支配層については、利用はしても、いずれ一掃して、自分らだけが支配することを目論んでいる。
最近の、支配層のあからさまで積極的な動きには、このような新たな宇宙人の存在も、影響しているようである。
前回みた、コロナウイルスの自ら進化する性質にも、この新たな宇宙人の技術が関与しているとのことである。
この新しい宇宙人は、シュタイナーが、「アスラ」という、「アーリマン存在」を越えた、より強力な破壊的存在が現れると言っていたものを思わせる。
ただし、このコロナウイルスも、ウイルスである以上、ウイルスとしての限界があるし、彼らそのものにも、捕食者的存在としての限界や弱点があることは、忘れてはならない。
ウイルスは、細胞に寄生してこそ増殖できるので、細胞を殺すような性質を露わにすることは、自らの首も締めることになる。だから、コロナが、初め、風邪やインフルエンザと同様の性質を表していたのも、頷けることである。ただ、高齢者や持病がある人など、「弱い」者には、排除的に作用することがありつつ、多くの者への感染力をまず強めて行ったと解される。
しかし、本来、このウイルスは、若い者のエネルギーが欲しいのであり、また若い者のDNA情報やそれを改変することを望んでいる。それで、ここに来て、若い者や子供にも作用するよう、進化して来ているものと解される。あるいは、もはや、人々も、コロナには「慣れ」て来たので、これまでの性質を示すだけでは、十分の恐怖をもたらすことができないことも、考慮されているのだろう。
いずれにしても、より強力化しているのは確かだが、しかし、ウイルスとして、あからさまな破壊性を露わにするようなことは、ウイルスの性質からも、宇宙人の本来の意図からも外れるのである。
前回みたように、このウイルスが、エボラのような破壊的な性質をはらむものだとしても、それは、あくまで、潜在的な可能性で、いわば最終的な自爆装置のようなものだと思われる。特に新たな宇宙人は、「いざとなれば」、そのような破壊を、最終的に意図するということは、あり得ることと思われる。
そういうわけで、『パンデミック』も、コロナを「なめる」ことは厳に戒めているが、決して、コロナ自体の脅威を訴えているわけではない。コロナウイルスは、コロナに対する「恐怖」を栄養源にすることにも、触れられており、そのようなことは逆効果でしかないのである。
それよりも問題は、新たな宇宙人の侵入により、「光と闇の戦い」の他に、「闇同士の戦い」も激化して来ていることである。
『パンデミック』は、彼等支配層の共通の目標は、「世界統一政府」の実現なのだが、彼らの戦いの激化により、それが実現する見込みはなく、むしろ、彼等同士の「宇宙戦争」に至り、地球もそれに巻き込まれことが憂慮されるという。
そして、地球も、2029年には、地球自体の破滅か、新たに生まれ変わる、アセンション(次元上昇)かを選択することになるだろうという。
まあ、こういったことも、一つの可能性として受け止めつつも、我々としては、できることは、まさに「意識のあり様」を変える、しっかりと保持することしかないので、それを日々実行していくことしかないと思われる。
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『パンデミックに突入した地球』のご紹介ありがとうございます。この1年、コロナウィルスと早急なワクチン接種に対して懐疑的な思いを持ち続けていたのですが、この本読んで少し納得できたように思います。「法則として真実を求める時」という文言にドン・ファン(カスタネダ)の語る世界観を想起しました。ティエムさんがおっしゃるように一つの可能性として受け止め、自分の思考や生活を一つ一つ見直して改めていくことしかないように思います。これからも情報発信、よろしくお願いいたします。
投稿: KPKP | 2021年9月 8日 (水) 23時42分