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2021年5月 4日 (火)

他のブログの記事2つの紹介

今回は、私の他のブログの記事で、このブログとも関わる2つの記事を紹介したいと思います。

1つは、ブログ『オカルトの基本を学ぶ』の新しい記事『科学とオカルトに関する2冊の復刊本』という記事です。

科学とオカルトに関する2つの復刊本を紹介しています。いずれも、かなり本質的なレベルに踏み込みながら、分かり易く説かれたもので、かつて私が読んで、大きく理解を深めさせてくれた本です。ずっと品切れになっていましたが、最近文庫化されて復刊されました。

村上陽一郎著 『科学史・科学哲学入門』(講談社学術文庫)
 (旧『科学・哲学・信仰』(第三文明社レグルス文庫))

河合隼雄著 『宗教と科学の接点』  (岩波現代文庫)

1は、著名な科学史家による、科学史及び科学哲学に関するものです。「近代科学」の成り立ちと、それは普遍的なものでも、絶対的なものでもなく、西洋近代という一つの文化的文脈のもとに起こった、「ものの見方」であることを、分かりやすく説いています。従って、それは、旧著のタイトルのとおり、「哲学」や「信仰」と、本質的に区別できるようなものではありません。

ところが、近代科学を普遍的で絶対的なもののようにみなす、「イデオロギー的」な見方こそが、「オカルト」的なものを否定しているので、この狂気に関するブログにとっても、これは重要な視点となります。近代科学というものを、唯一の正しい見方と思っていたら、私の言っていることなど、初めから受け入れる余地はないでしょう。

「精神医学」というものも、発想としては、近代科学と同様のものを志向していて、それは「イデオロギー的なもの」であることは、記事『「精神医学」と「オカルト」的なもの』などで述べています。

しかし、現在、もっと広く、「科学」そのものについて問い直すことが、改めて必要なことになっていると思うので、是非この本を参照にしてもらえばと思います。

2は、著名なユング派の心理学者であった河合隼雄氏の、文字どおり「宗教と科学の接点」に関する本です。氏は、他の本やテレビの講義などでも、このような「オカルト」に関わる事柄についても、よく発言していましたが、正面から、詳しく説いたものはあまりなく、とても貴重なものです。「たましい」や「死」、「共時性」の問題などを、分かり易く説いています。

特に、「共時性」については、このブログでも、「霊界の境域」に入り込んだ状況、つまり「統合失調的状況」では、頻繁に起こるので、その理解の仕方や受け止め方が重要になることを、何度も述べています。例えば、記事『「共時性」と「魔術的因果論」』や、
『「シンクロニシティ」と出来事の因果的理由』などです。

氏の本でも、「共時性」についてのかなり詳しい説明と、その受け止め方が重要になること、これを因果論的に解釈してしまうと、偽の因果論になって、魔術的因果論になることなどが、分かり易く述べられていますので、ぜひ参照ください。

ブログ記事の2つ目は、ブログ『趣味的話題のブログ』の記事『死後も活動する音楽家たち』です。

ローズマリー・ブラウン著『詩的で超常的な調べ』(国書刊行会)という本で、霊媒であるローズマリーが、リスト、ショパン、ベートーヴェン、シューベルトなどの亡き音楽家たちと交流し、新たに作られた曲を授けられ、それを演奏して紹介しているのを知って、それに関して、感想を述べたものです。

音楽に関するものなので、『趣味的話題のブログ』の方でとりあげましたが、本来、こちらでとりあげてもよかったものです。これらの音楽家たちが、死後も「あの世」で音楽活動を続けていて、新たに作った曲を、ローズマリーを通して「この世」に降ろしているのは、驚くべきことです。

ただし、私は、その曲を聴いても、生前のものに比べて、特に印象的であるとも思えず、本当にこれらの作曲家たちのものと言えるのかも、判断できませんでした。

ただ、それらの曲の中で、最も積極的な活動をしている、リストが降ろしたという、『グリューベライ』という曲は、印象深く、興味を持ちました。巻末に楽譜もあったので、自分でも演奏してみて、ユーチューブにアップしたりもしています。

ユーチューブの演奏動画  https://www.youtube.com/watch?v=07ZTdreADRs
それについての記事 『「グリューベライ」のキーボード演奏動画』 

(ちょうど、ムービーメイカーが使えなくなった時期で、そこら辺のフリーソフトを使って動画作成してしまったため、音ずれが激しく、少し削る部分があって、音と指が合っていない部分がありますが、了承ください。)

 

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