« 「例外」としての「回復」の意味 | トップページ | 高度の技術と「集団ストーカー」 »

2016年2月10日 (水)

「テクノロジー犯罪」という発想

集団で、特定の者に、仄めかしや、つきまといなどの嫌がらせをして、精神的に追い込んでいき、崩壊をもたらすという、「集団ストーカー」なるものに、リアリティを感じている人がかなりいる。また、それとは別に、何者かが、電磁波等の物理的な「情報」を、直接、特定の者の脳に流して、混乱や恐怖を与え、精神的に追い込むという、「テクノロジー犯罪」なるものに、リアリティを感じている人がかなりいる。それらは、ネット上でも、かなりの程度、「類型化」され、あたかも、現実の出来事であるのかのように語られる。

一つの構図として、まだ統合失調状況に陥っているとはいえない、神経過敏状態に陥っている人や、漠然と関係妄想的な感覚をもっている人たちが、「集団ストーカー」という類型に、かなり統合失調状況に陥ってしまっていて、「声」や何らかの「情報」を受けるという、自覚のある人たちが、「テクノロジー犯罪」という類型にからめとられる、というのがみてとれる。

「集団ストーカー」と「テクノロジー犯罪」は、互いに切り離された個人が乱立する、現代の高度情報化社会において、統合失調がらみの「電波系」をからめとる、「包囲網」をなしているともいえる

しかし、それは何も、現代に始まったことではなく、そもそも、精神医学の作り出した、「統合失調症」なる「病気」も、集団が、そこからはみ出す個人をからめとるために、「戦略」として編み出された、「概念装置」に過ぎない。その意味では、「集団ストーカー」や「テクノロジー犯罪」と何ら変わりはない。ただ、時代の移り変わりにより、そこに付される意味内容が、大きく変わったというだけである。

それは、それを規定する主体も、「集団」の側から、「個人」の側へと変わり、「病気」ではなく、「犯罪」とされることになった。つまり、見かけ上、これまで「病気」とされた側からの、「集団」(権力)に対する、反撃のような形になっている。

しかし、実質は、「病気」というのと同様、やはり、「支配層」によって、現代にふさわしい形で、反対の側から、そのような者を「概念装置」へと囲い込むために、「誘導」されているに過ぎないのである。それは、「集団」に対する反撃というよりは、実際には、互いに切り離された「個人」同士の、疑心暗鬼と軋轢を拡大することにしかなっていない。また、そこに、誘導された者が、そこから抜け出し難い、どうしようもない袋小路に陥ることも、「病気」の場合と、変わることはない。

いずれにしても、「集団ストーカー」と「テクノロジー犯罪」は、内面に起こっている、ある異様な感覚の原因を、外界に(無理やり)求めてしまうことから来ているのは、同じである。「集団ストーカー」の場合は、現実に自分を取り巻く「集団」の行為に、「テクノロジー犯罪」の場合は、脳という内部の過程を通してだが、やはり、外界の特定の者の行為に、求められている。その意味では、いかに、現代社会の一面ををとらえて、もっともらしく類型化されていても、かつての、「CIAに狙われる」などの典型的な「妄想」と変わるものではない。つまり、内部において、現実に起こっていること自体は、統合失調の場合と、ほとんど変わるものではないのである

しかし、現代のように、技術が、日々飛躍的に進歩し、複雑化すると、その技術の原理を理解することは、一般の者には及び難くなる。それで、そのような技術そのものが、謎めいたものとなり、その適用範囲も見定めがたく、実際以上に膨らまされてイメージされることにもなる。一体、誰がその技術を所有し、操る主体なのかも、見えにくくなる。それに、(多くの者にも推察されるようになったように)実際に、現代の状況として、当然のように行われている、支配層による、新技術の隠蔽、独占などの発想が絡むと、それは止めのないものにまで拡大し得る。

つまり、かつては、ある者を取り巻く、「集団性」や「組織」ということに、恐怖の重点があったが、現代の状況は、それに「技術」そのものの恐怖も加わり、両者が相乗効果をなして、止めなく拡大されている。

そのような状況では、「テクノロジー犯罪」という発想が出て来ることにも、それなりの理由があると言わねばならない。

しかし、それにしても、現段階で、特定の者の脳に、誰かが直接、物理的情報を与え、特定のことを信じさせたり、混乱させるなどということが、広く行われていると信じることは、無理である。それは、まず第一に、技術的にも、不可能とみなすべきである(※1)。たとえそれを譲歩し、技術的には可能だと仮定したとしても、金銭その他の実際上の理由で、広く一般に行われているとみることは、不可能である。さらに、それだけのことを、無意味に広く行うというだけの、動機や理由も、理解不能である。

つまり、現段階では、論理的に考える限り、「不可能」なこと、あるいは、「不可能である可能性があまりにも高い」ことである。だから、「テクノロジー犯罪」の被害者であると確信するということは、通常は不可能か、考え難いことを、その者が、何らかの「主観的理由」により、あえて「信じる」ということが起こっているのである。

そこで、一般の、統合失調の「妄想」の場合と同じように、なぜそのようなことが信じられてしまうのか、つまり、この場合の、本人の「主観的理由」というのを理解することが、鍵となる

それには、一般の統合失調の場合として述べたことが、かなりの程度当てはまるとともに、新しい事情もある。新しい事情とは、かつてより、情報の浸透が進み、統合失調そのものについての情報が、ある程度知られるようになったということ、さらに、先に述べたように、ネットを通して、「テクノロジー犯罪」ということ自体が、かなり類型化されて、知られるようになったことである。

自分が「テクノロジー犯罪」の被害者だと言うことは、何らかの「声」などを聞いているが、その「声」が、自分を取り巻く、直接の他者から来るものではないと、気づいていることである。まず、ここに、一般の典型的な、「声」を、自分を取り巻く、他者のものと思ってしまう場合との相違がある。

これには、私もそうだったが、自分のアパートなど、現に、周りに他者を擁しないような環境でも、「声」を聞いているという状況が、作用している。かつてなら、それは、隣の者の「声」が壁を通して聞こえているとか、あるいは、誰かの「テレパシーによる声」などと理解されることが多かっただろう。

しかし、現在では、それよりも、「テクノロジー犯罪」による「物理的な電波」を仕掛けられているという方が、本人にとって、より「リアリティ」があり、「信じられる」ものになっているのである。

「テクノロジー犯罪」の被害者というものは、このように「声」を聞いていることを訴えかけると、「統合失調」などの精神病と思われてしまうことを意識している。あるいは、統合失調症の患者に仕立てるためにこそ、「テクノロジー犯罪」が行われているという風に捉える。いずれにしても、かつてと異なり、「声」が聞こえるはずのない状況で、聞こえるのは、一般には「統合失調」とみられるということを、十分知っているのである。これは、「統合失調」についての情報が、かなりの程度行き渡ったからこそ、なのである。

しかし、もちろんのこと、自分自身が、「統合失調症」という「病気」であるなどとは考えない。それは、既に何度も述べたが、現に「声」を聞いている人に対しては、無理なことなのである。というより、むしろ、その者のもつ「病気」のイメージに照らすと、かえって、自分は「病気ではない」という意識の方を強めてしまうのである。「病気」という理解そのものが、その「声」が真実のものではなくて、ただの「幻想」だということを意味しているので、その「声」の「リアリティ」あるいは、「実在性」を、衝撃をもって受け止めている本人にとっては、「病気ではない」ことの方を、強く確信させてしまう、ということである。

そこで、その「声」の正体について、その者なりに、つき止めるようとすることになるが、そこに作用するのが、「物理的電波」による攻撃という発想である。「声」は、もしそこに、他人がいれば、その者の発する「声」と区別し難いほど、「物理的」に聞こえることは、何度も述べた。ただし、そこには、自分の「頭」または「心」に、直接に響いて来るような感覚も伴っている。そこで、この「物理的」という感覚と、「直接」的に響くという感覚を供に重視すると、「テレパシー」や、通常聞こえるはずのない壁越しの「声」などよりも、「物理的電波」を直接受けているという方が、より合致するのである。

さらに、「声」が聞こえるなどと訴えると、一般には「統合失調」とみられるということを知っていればこそ、その「声」は、実在する、「物理的」なものでなければならないということもある。この点では、「テレパシー」や「霊的なもの」などというのは、他人に訴えかけて、納得させるには、あまりに弱過ぎるし、いかにも、「統合失調的」であり過ぎる。「統合失調」ではない、ということを強調するためにも、それは、直接の他者のものではなくとも、実在する「物理的なもの」である必要があるのである。

通常は、そのようなことは、技術的に不可能と考えるのだが、それが、既にみたような理由で、現代では、必ずしも、自明なことではなくなっているのである。また、ネットで、類型化されている、多くの者の「被害報告」などをみると、「目からうろこ」が落ちたように、自分の場合もそれに当てはまると確信して、飛びついてしまうのである。

さらに、そのような「解釈」がとられるのには、心理的な影響も大きく作用している。「権力者」による「犯罪」の「被害者」となる、というのがポイントで、それが、そのような状況にある、多くの者が陥っているであろう、自分の存在価値、ないし、「アイデンティティ」の、希薄な状態を、一応とも、解消してくれるのである

「テクノロジー犯罪」を訴える者は、神経過敏になり、音に過敏になっている可能性が高い。それは、恐らく、「引きこもり」なとの影響で、社会との関係も薄れ、一人で閉じこもることが、多いことにもよっている。そのような状況は、社会的常識に欠かさせることにもなるし、自分の価値や、社会との関係で、「アイデンティティ」が得られないことにも苦しむことになる。

「権力者」による「テクノロジー犯罪」の「被害者」である、と自分を規定することは、少なくともその本人にとっては、「正義」の側につくことであり、また、それを、社会に訴えかけることにも意義が見い出せることである。それは、社会との関係で、何ほどかの「アイデンティティ」を与えてくれる、とともに、社会に貢献できていないという、ある種の「後ろめたさ」のようなものも、解消してくれるのである。

そもそも「妄想」は、破壊的状況にある、自己を補おうとする、防衛反応なのだが、その内容は、何でもいいのではなく、自分に起こっていることを、自分なりに本気で納得させるだけの、「リアリティ」あるものでなければならない。さらに、それは、希薄化する自己を補うような、存在理由を与えてくれるものでなければならない。それは、時代や文化によっても、それに見合ったものに、変化し得るものである。

このようにして、現代では、かつての、単純な、「組織による迫害」より、「テクノロジー犯罪の被害者」ということの方が、より「統合失調的状況」にある者の、「妄想」として、くみ取られやすくなっているのだといえる

何しろ、「テクノロジー犯罪」を訴えかける人の意に反して、それは、「統合失調」とも、明らかに、共通の基盤を有している。問題は、その「共通の基盤」というものの実質を、誰も掘り下げようとせず、理解しないことである。それは、「テクノロジー犯罪」を訴えかける人だけでなく、精神科医においてもそうだし、一般人においては、なおさらである。

だから、問題は、結局は、「統合失調状況」というものの実質を、本当に掘り下げて、理解するということに尽きるのである

※1  現在では、脳内の微弱な電流を読み取って、外部の機器とつなげて、その機器を操作したり、外部から、脳内の電流を通して、内部の情報を読んだりする、「ブレイン・マシン・インターフェース」(BMI)という技術も開発されている。(綴りが、肥満指数「BMI」と同じだったり、順番を入れ変えると、巨大IT企業「IBM」になったり、黒服の男「MIB」なったりするのが気になるが(笑))

この技術を応用すると、「テクノロジー犯罪」が可能なように言う人もあるが、現在の段階では、あまりに、飛躍と飛躍、憶測と憶測を積み重ねない限り、無理なことである。

この点については、またいずれ、記事にするかもしれないが、いずれにしても、その可能性がどうのこうのということではなく、そうまでしても、この「解釈」が選び取られてしまうということこそが、問題なのである。そして、それは、他の可能性を考えようという場合に、どうしても、「統合失調症」という、もう一つの「網」が、覆いかぶさって来て、邪魔をするという問題でもある。

実際、その「網」にかかるのを避けようとして、「テクノロジー犯罪」(「集団ストーカー」の場合もそうだが)という、別の「網」に、かかってしまっているのである。しかし、実際には、その両方の「網」は、どちらも、「支配層」が用意したものである、ということである。

※2 高度の技術をもった宇宙人が黒幕という、<これ>(https://www.facebook.com/dimensionstalker/)は、ある意味「真実」(但し、文字通り、すべてを「宇宙人」の技術のせいにするのは、行き過ぎ)。というか、テクノロジー犯罪を主張する人は、人間を越えた存在でなければできないようなことを主張している、ということぐらいの自覚はほしい。もっとも、宇宙人というか高度の知性体でなくとも、そこら辺の自然霊で、このような現象は演出できてしまうことは、前の記事(http://tiem.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9e9f.html)でも述べたとおり。ただ、その背後に、「捕食者」ないし「アーリマン存在」がいることは、常々言っていることだし、それは、「宇宙人」という観点から捉えることも可能なのである。(http://tiem.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-fc30.html 参照)

※3 以下は、コメント欄での返信だが、重要な点がよくまとまっていると思うので、ここにも掲げておく。

「「アーリマン存在」について知っている人は、「被害者」サイトの記事内容からも、いかにものその感じが伝わってくると思います。それは、「アーリマン存在」から「攻撃」を受け、その影響を受けているからこそとも言えるわけで、「攻撃」などないのに、そんなことを「でっちあげている」ということではないのです。

ただ、その「攻撃に対する攻撃」の矛先が、「人間」そのものへとずらされている、ということとであり、そこに「アーリマン的」なものの影響が入り込んで、ますます人と人の間に恐怖と混乱、争いをもたらすことになっているということです。

私は、その点では、「宇宙人の高度技術による攻撃」という捉え方も、あまり変わらないことになってしまうと思っています。やはり、「霊的なもの」の影響という点に、目を向けるべきです。「物質的な次元を越えた領域」であるからこそ、何も、ややこしい「技術」などを駆使しないでも、いわば単純な「能力」として、人の思考を読むことや、その思考に沿った適確な「攻撃」が可能となるわけです。

また、人間を越えた、「霊的なもの」の影響と分かれば、その「攻撃」に対して、こちらから「攻撃」を仕向けることは、無意味であることも分かるはずです。そのようなものには、「攻撃」を向けることではなく、相手の「攻撃」や「意図」に「乗った」り、「振り回された」りしないことが肝心なのです。本人が、それを「受け流す」ことができて、それに「乗ら」なければ、その影響も大したものでなくすることができるのです。それは、(「物理的なもの」であれば、なかなかそうはいかないですが)「霊的なもの」であるからこそ、そうできるという面もあるのです。

なお、このような受け止め方や対処法は、「統合失調」における「声」の攻撃についても、全くあてはまることです。」

※4  以下も、コメント欄での返信だが、より分かりやすい説明と思うので、ここにも掲げておく。

「まずは、「集団ストーカー」や「テクノロジー犯罪」の被害を訴える人が、それを自ら信じて、恐れることで、ますます深みにはまり、自分を追い込んでいること。ネットなどを通して、社会的に訴えかけることで、その「被害」に巻き込む人を増やし、人々の間に混乱や軋轢をもたらしていること、を自覚することが必要です。つまり、「支配層」や「捕食者」的な存在の思うつぼにはまり、彼らに「加担」することになっているということです。

さらには、自分がされている攻撃というのが、「物理的なもの」というよりも、「霊的なもの」である可能性に目を向けることが必要です。初めは、そのような見方自体が、混乱をもたらすこともあるでしょうが、いずれ、その可能性に納得がいくようになれば、今まで、自ら、いいように「振り回されて」いたことにも気づくことができるはずです。そして、その攻撃に、自ら「乗った」り、「振り回された」りしなければ、その影響を大きく減退させることができることにも気づくはずです。

まずは、そのようなことが重要なことと思っています。」

※5  さらに、コメント欄での返信を掲げておきます。「集団ストーカー」や「テクノロジー犯罪」を訴えかけてくる人に対して、どう対処するかという問題提起もしています。

「「集団ストーカー」や「テクノロジー犯罪」の被害を訴える人すべてが、そうだとは言いませんが、このように、一方的な思い込みと決めつけで、人を攻撃してくる人に対して、どのような対処をすべきかというのも、今後大きな問題になってくると思います。

「病気だから病院に行け」という反応をする人もいますが、それは、決めつけという意味では、相手と同じことになるし、相手が言うことを聞くはずもなく、反発を煽るだけで無意味です。

恐らく、多くの人は、「触らぬ神に祟りなし」的な発想で、関わることもしないようにしていると思われます。しかし、それが、このような被害を訴える人を、助長している面もあるのです。こういう人の中には、人々が「無知」なので、このような被害について、「周知」さえさせれば、認められると思っている人も多いのですから。

そういうわけで、私も、まともに相手をする気は起きないのですが、相手が聞く耳をもたないことが明らかでも、普通は言うまでもないことでも、一応どこが「おかしい」のか、指摘をしておくこと(せめて一度だけでも)は大事だと思います。

この人の場合は、「Aということがある」(それ自体はあることが明らかか、一般に認められていること)。だから、それと(みかけ上)関連する「Bということもある」という「論理の飛躍」または「すり替え」を、執拗に繰り返して、それが成立するかのように装っているだけです。

しかし、本当の問題は、この「Bということがある」ということを、「可能性」の問題として言っているのではなく、「事実」そのものと「思い込み」または「決めつけ」ていることです。「可能性」としてみても、限りなく低いにも拘わらず、それを「事実」そのものと「決めつけ」て、他の可能性について、まったく考慮する気がないということです。しかも、それを「客観的に」「ある」というだけでなく、自分自身が「受けている」というのです。そして、このような「思い込み」と「決めつけ」を、他人にも押しつけてくるのです。

今回のコメントに照らして言うと、

「吐き気,頭痛,発熱」がする。→1955年、モスクワのアメリカ大使館内でマイクロ波を照射する事件が起きた。→60年以上も前のことなので、現在のテクノロジー犯罪は進化している。→自分は「テクノロジー犯罪」を受けているということだ。→他の可能性はない。→これを認めないやつは許せない。

ということです。結局、この人は、「真実」を追究したいのではなく、「自分を認めさせたいだけ」なのが、明らかです。」

« 「例外」としての「回復」の意味 | トップページ | 高度の技術と「集団ストーカー」 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

こんばんわ、はじめまして。
一年と少し前にこちらのブログを偶然知り、黙々と読ませて頂いておりましたが
気になっている話題なので初コメントさせていただきます。

「被害者」のブログや解説サイト?をいくつか見ましたが、
「加害者」の手口がまるでシュタイナーの言うアーリマンの作用そのものだなと思いました。
アーリマンは確か(シュタイナーの本はまだちゃんと読んでおりませんが苦笑)
・人々を唯物論に縛り付け、霊的なものから切り離す。
・人々を対立させ、分断・孤立させる。
と、こちらのブログや他サイトでも読んだ記憶があるのですが、
「電磁波攻撃」とか「テクノロジー犯罪」といった単語を使用している「被害者」を見ると
唯物的な考えで目が曇っているというか支配されていると言うか、
そもそもそういう馴染みのない言葉をどうやって知ったのか?なぜ信じたのか?
「そう表現するとしっくりくる」だけではないのか?という違和感や疑問が湧いてしまいます。

「被害者」達が苦痛に満ちた日々を送っていることは疑いませんし、
「苦しみの原因」や「悪の根源」が「見えて」いて、
それに立ち向かうこと、やり返すことが苦しみを紛らわせてくれるのもわかりますが、
今のこの人間社会(目に見える物、触れられる物、科学的根拠がある物=正しい。それ以外は間違っている)が
アーリマンによって作られたものであるなら、唯物的な物事にとらわれ、唯物的な反撃に出たりすることこそ
「加害者」の思うツボ、つまりティエムさんの仰る「別の網にかかってしまっている」ということですよね。
その考えから抜け出すには、やっぱり真逆の存在であるルシファー、
いわゆる霊的な物事を知ろうとする姿勢が必要なのかな、と思います。
救いにはならないでしょうが、「目に見えない、科学的でない物事も存在する」という認識が
「唯物的な暴走」に歯止めを掛けてくれるような気がします。

いきなり長々と失礼致しました。

コメントありがとうございます。

そのとおりですね。「アーリマン存在」について知っている人は、「被害者」サイトの記事内容からも、いかにものその感じが伝わってくると思います。それは、「アーリマン存在」から「攻撃」を受け、その影響を受けているからこそとも言えるわけで、「攻撃」などないのに、そんなことを「でっちあげている」ということではないのです。

ただ、その「攻撃に対する攻撃」の矛先が、「人間」そのものへとずらされている、ということとであり、そこに「アーリマン的」なものの影響が入り込んで、ますます人と人の間に恐怖と混乱、争いをもたらすことになっているということです。

私は、その点では、「宇宙人の高度技術による攻撃」という捉え方も、あまり変わらないことになってしまうと思っています。やはり、「霊的なもの」の影響という点に、目を向けるべきです。「物質的な次元を越えた領域」であるからこそ、何も、ややこしい「技術」などを駆使しないでも、いわば単純な「能力」として、人の思考を読むことや、その思考に沿った適確な「攻撃」が可能となるわけです。

また、人間を越えた、「霊的なもの」の影響と分かれば、その「攻撃」に対して、こちらから「攻撃」を仕向けることは、無意味であることも分かるはずです。そのようなものには、「攻撃」を向けることではなく、相手の「攻撃」や「意図」に「乗った」り、「振り回された」りしないことが肝心なのです。本人が、それを「受け流す」ことができて、それに「乗ら」なければ、その影響も大したものでなくすることができるのです。それは、(「物理的なもの」であれば、なかなかそうはいかないですが)「霊的なもの」であるからこそ、そうできるという面もあるのです。

なお、このような受け止め方や対処法は、「統合失調」における「声」の攻撃についても、全くあてはまることです。

こんばんわ、返信ありがとうございます。

そういえばシュタイナーは(鵜呑みにするわけではないのですが)
「アーリマン」と「ルシファー」の中間に「キリスト意識」なるものがあり、
人はそこを目指すべき、みたいなことを言っていましたが
物質的、霊的なもの両方の存在を認めながら、どちらにも偏ることなく
自分の意思で起こした行動さえも疑い、迷い続けることが
一番「正しくて」「安全」な態度なのかもしれませんね。

ティエムさん
ちゃんと実践生活しています。
今回は幻聴に関係あることを書きます。

テクノロジー犯罪などではなく、
黒魔術結社による、
少しでも白い秘儀参入の素質がある
人間を潰しにかかるという、霊的犯罪の可能性はないでしょうか。
黒魔術結社は反キリストの悪魔と利害が一致しているので、悪魔は彼らに協力します。
そしてテクノロジー犯罪という幻想を抱かせ、
それを隠れ蓑にします

あるいは、テクノロジー犯罪があるとしたら、人を狙う基準は白魔術の素質がある人たちかもしれません。それなら、一般人にも存在しえると思います。その判定は超感覚的認識をもつ黒魔術者がやっているかもしれない。
あるいは悪魔がその判定をするか、悪魔が勝手にやるのか、悪魔の力を利用してその素質がある人を片っ端から把握して実際にテクノロジー犯罪もやるのかもしれません。このことは、末端の実行部にも伝えられてない可能性がある。

つまり、この陰謀論は、人を狙う基準も腐った社会の仇となるという見方を超えてもっと霊的な基準となります。

のめーるさん。「ちゃんと実践生活」の方、引き続きお願いします(笑)。

のめーるさんの言うようなことは、私もあると思っています。たとえば、「支配層」の背後には、「(黒魔術的)悪魔主義者」がおり、「捕食者(的宇宙人)」ないし「アーリマン存在」と強く手を結んでいるということを述べてもいます。ただ、「テクノロジー犯罪」に関して、それを強調することは、必ずしも、この問題にいい意味での理解をもたらさないと思います。

まずは、「集団ストーカー」や「テクノロジー犯罪」の被害を訴える人が、それを自ら信じて、恐れることで、ますます深みにはまり、自分を追い込んでいること。ネットなどを通して、社会的に訴えかけることで、その「被害」に巻き込む人を増やし、人々の間に混乱や軋轢をもたらしていること、を自覚することが必要です。つまり、「支配層」や「捕食者」的な存在の思うつぼにはまり、彼らに「加担」することになっているということです。

(「彼ら」としては、「社会」的に混乱と軋轢が拡大され、それこそ、「人を見たら集団ストーカーと思え」的な発想が広まることで、十分目的を達しますので、必ずしも、白魔術的な素質がある者を狙い撃ちにする必要もないのです。)

さらには、自分がされている攻撃というのが、「物理的なもの」というよりも、「霊的なもの」である可能性に目を向けることが必要です。初めは、そのような見方自体が、混乱をもたらすこともあるでしょうが、いずれ、その可能性に納得がいくようになれば、今まで、自ら、いいように「振り回されて」いたことにも気づくことができるはずです。そして、その攻撃に、自ら「乗った」り、「振り回された」りしなければ、その影響を大きく減退させることができることにも気づくはずです。

まずは、そのようなことが重要なことと思っています。

「支配層」と「(黒魔術的)悪魔主義者」との関係については、この問題とは別に、シュタイナーの社会論(近未来論)などとも絡めながら、いずれまた、記事でもとりあげたいと思っています。


「テクノロジー犯罪」に関して、自分も「被害者」かもしれないと思う人を、誘導し、募るような内容の投稿があったので、削除しました。この種の人を巻き込む内容の投稿は、今後も(投稿者の意図に関わりなく)一切削除しますので、そのつもりでいて下さい。

なお、「集団ストーカー」ないし「テクノロジー犯罪」に関して、自分はこのような状況に陥っているが、それは「集団ストーカー」ないし「テクノロジー犯罪」なのではないか、という疑問。あるいは、自分は、これこれこういう理由で、「集団ストーカー」ないし「テクノロジー犯罪」はあると考える、という意見などについては、今後も、できる限り、私の立場からお答えしていくつもりです。

自分が、「集団ストーカー」ないし「テクノロジー犯罪」に陥っているという疑問の場合、まず、その状況(というより自分に起こっている感覚)そのものを、できる限り解釈を交えず、具体的に捉えるようにして下さい。「被害者」のサイトが訴えるような内容は、起こっていることそのものではなく、ほとんど「解釈」と「思いこみ」、「論理のすりかえ」だけで成り立っているので、それに惑わされないようにして下さい。

このような態度は、別に私のところにコメントするためにではなく、自分自身が、「起こっていること」の真実をつきとめ、それにできる限り「振り回されない」ようにするために必要なことですので、是非そのように心掛けて下さい。

■精神病―存在しない「病気」
rudolfprause.de.tl/Schizophrenie-2014-japanisch.htm
から引用

ニューヨーク州立大学アルバニー校の心理学の教授James C. Mancuso, Ph.D.は言う。
「我々は我々の旅の終わりに辿り着いた。とりわけ、我々は望まれない行動の統合失調モデルは信頼性を欠くということを立証しようと努めてきた。
統合失調症は神話であるという結論に、その分析は不可避的に我々を方向づける」

心理分析家のJeffrey Masson, Ph.D.は言う。
「統合失調症のような病気分類で誰かをレッテル付けすることにおける固有の危険に対して認識が高められつつあり、多くの人々はそのような実体は
無いということを理解し始めている」

「精神医学的な症状に関して、不確かな生化学的な説明は尽きることがない…一つも証明されていないのです。その正反対です。そのよ
うな不均衡が発見されたと言われたすべてのケースで、後になってそれが偽りだったことが証明されています。」
「誤った情報が広がっているが、精神病に関係する遺伝子については、長期間の試練に耐えて証明されたものは何ひとつ存在しない。」
―ジョセフ・グレンミュレン、ハーバード大学医学部、精神科医

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

監視社会を隠蔽するために存在する精神医療・・・第二次大戦前にまで遡る電磁波犯罪の歴史
ttp://daily2.sakura.ne.jp/108.html

自殺の9割は他殺である 2万体の死体を検死した監察医の最後の提言
元東京都監察医務院長・医学博士 上野/正彦
ttp://honto.jp/ebook/pd_26037204.html

マイクロ波の危険性 法の外にいる御用学者達
”秘密技術の濫用に反対する国際会議”よりバリー・トラウアー博士へのインタビュー
ttps://www.youtube.com/watch?v=EJluXfJQCuk

ICAACT・秘密技術の濫用に反対する国際会議
ttp://icaact.org/

モバイル・セルラ・ネットワークでビーム・フォーミングを制御する方法および基地局
astamuse.com/ja/published/JP/No/2011523818

スウェーデンで社員の体にマイクロチップ、「究極のID」に
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm25542355

◆一般の”日本人”が被害者になる電磁波犯罪◆
ttp://ai.2ch.sc/test/read.cgi/bouhan/1403683193/

電子レンジは、食べ物にマイクロ波を照射する構造になっています。

ですから、人体にマイクロ波を照射することも十分に可能です。


1955年、モスクワのアメリカ大使館内で、吐き気,頭痛,発熱などが頻発しました。

結局、ソ連が、アメリカ大使館にマイクロ波を照射していました(モスクワ・シグナル事件)。

この事件は、今から60年以上も前のことです。現在のテクノロジー犯罪は、さぞかし進化
していることでしょうね。


さて、それでも、ここの管理人さんは、テクノロジー犯罪を否定されるのでしょうか?


この書き込みが表示されなかったら、ここの管理人さんが「逃げた」のだと判断させて
いただきます ウフフのフ

「逃げ」たいくらい、まともに相手にする気になれません。
以後、書き込みもお断りします。

まず、人の記事内容を読んですらいないのが大問題ですが、どれだけ、思い込みと論理の飛躍でものを言っているか、まずそれが分かって、十分反省したのがみえたら、何かしら、コメントすることがあるかもしれません。

他の人のために言っておきますと、この人は、記事『「集団ストーカー」という厄介な問題』(http://tiem.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-9e9f.html)でも、コメント欄で、今回と同じようなくだらない質問を繰返し、しかもそれに答えることを強要するようなことをしています。その後のコメントで、どこがおかしいか、とりあえず指摘はしておきましたが、今回も全く同じ類のコメントをしているところをみると、それも読んでいないことが明らかです。

「集団ストーカー」や「テクノロジー犯罪」の被害を訴える人すべてが、そうだとは言いませんが、このように、一方的な思い込みと決めつけで、人を攻撃してくる人に対して、どのような対処をすべきかというのも、今後大きな問題になってくると思います。

「病気だから病院に行け」という反応をする人もいますが、それは、決めつけという意味では、相手と同じことになるし、相手が言うことを聞くはずもなく、反発を煽るだけで無意味です。

恐らく、多くの人は、「触らぬ神に祟りなし」的な発想で、関わることもしないようにしていると思われます。しかし、それが、このような被害を訴える人を、助長している面もあるのです。こういう人の中には、人々が「無知」なので、このような被害について、「周知」さえさせれば、認められると思っている人も多いのですから。

そういうわけで、私も、まともに相手をする気は起きないのですが、相手が聞く耳をもたないことが明らかでも、普通は言うまでもないことでも、一応どこが「おかしい」のか、指摘をしておくこと(せめて一度だけでも)は大事だと思います。

この人の場合は、「Aということがある」(それ自体はあることが明らかか、一般に認められていること)。だから、それと(みかけ上)関連する「Bということもある」という「論理の飛躍」または「すり替え」を、執拗に繰り返して、それが成立するかのように装っているだけです。

しかし、本当の問題は、この「Bということがある」ということを、「可能性」の問題として言っているのではなく、「事実」そのものと「思い込み」または「決めつけ」ていることです。「可能性」としてみても、限りなく低いにも拘わらず、それを「事実」そのものと「決めつけ」て、他の可能性について、まったく考慮する気がないということです。しかも、それを「客観的に」「ある」というだけでなく、自分自身が「受けている」というのです。そして、このような「思い込み」と「決めつけ」を、他の人にも押しつけてくるのです。

今回のコメントに照らして言うと、

「吐き気,頭痛,発熱」がする。→1955年、モスクワのアメリカ大使館内でマイクロ波を照射する事件が起きた。→60年以上も前のことなので、現在のテクノロジー犯罪は進化している。→自分は「テクノロジー犯罪」を受けているということだ。→他の可能性はない。→これを認めないやつは許せない。

ということです。結局、この人は、「真実」を追究したいのではなく、「自分を認めさせたいだけ」なのが、明らかです。

自分も身内に集ストが〜と言い家族親戚近所の人にまで迷惑をかけられて大変困ってます。本人にいくら話を聞いてくれ、病院に行かないか?って言っても通じません。息子を敵視さえする状況です。僕なりに何年か考えた結果ネットでのやり取りだと絶対に会話が成立しないんですよね。ネットで頑張ってその人達を救おうとしても単なる文字だけでは全くその人の心には浸透しないというか…

「病院に行かないか」=「病気」という前提に立っている限り、敵視されて、話を聞いてくれることはないと思います。「集団にいやがらせを受けている」という感覚は、確かに持っていて、それに苦しんでいるということを理解したうえで、それは、「本当に、現実の人に嫌がらせを受けているとは考えられない」という、自分らの考えをはっきり伝えて、辛抱強く納得してもらうしかないと思います。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「テクノロジー犯罪」という発想:

« 「例外」としての「回復」の意味 | トップページ | 高度の技術と「集団ストーカー」 »

新設ページ

ブログパーツ

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

コメントの投稿について

質問の募集について

無料ブログはココログ