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2015年1月10日 (土)

今後の研究テーマ

新年だからというわけではないが、自身のためのメモとしても、今後の研究テーマを掲げておく。

1  「自閉」と「統合失調」の関係

これは、私自身の問題でもあり、一般にも、「発達障害」と「統合失調」は類似するものがあり、診断上も混同されるなど、多くの問題を引き起こす。その意味でも重要なテーマである。最近の記事で、これについては大分明らかにできたが、特に「自閉」に関しては、さらに考察の余地があり、「統合失調」との関係も、さらに深く探求したい。、

2   人工的な技術と狂気/「BMI」と「テクノロジー犯罪」など

人工的に統合失調を作り出すことは可能かを論じた記事(http://tiem.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post-bd17.html )で、現状では不可能だが、将来的に技術的には可能かもしれないことを述べた。技術は日々飛躍的に進歩し、最近も話題となったように、「BMI」(ブレイン・マシン・インターフェース)ようなものも実用化されている。妄想も、時代を反映するから、かつての単純な「CIAに狙われる」から、「テクノロジー犯罪」のように、高度に技術的なものに進歩するのも理由がある。多少勉強も必要だが、これらのことを、改めて論じておきたい。

3  脳と意識の問題/「通常の知覚」と「幻覚」

かつても、最近の記事でも、「通常の知覚の危うさ」については述べたが、「通常の知覚」と「幻覚」の違い、またはそれらの本質について、脳科学の知見も参照しながら、さらに深く考察しておきたい。また、脳と意識の問題は、精神医学(精神疾患)の問題とも、大きく関わるので、現在の段階で考えられることをまとめておきたい。

4  「物質の本質」と「霊的なもの」

記事( http://tiem.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-e343.html )で触れたように、物質の本質とは何かという問題も、さらに深く論じてみたい。「霊的なもの」とは、「物質的なもの」との対比で言われるものだし、物質とは何かという問題とも、大いに関係している見方である。できれば、手垢にまみれた「霊的」という言葉を使いたくないが、現状では、いたしかたない。しかし、物質とは何かの問題が深められることによって、霊的なものという見方も、違った形に捉え直せる可能性がある。これらのことも考察してみたい。

多少欲張り過ぎかもしれないが、私もあと数年で、念願の「リタイア」を果たせる予定なので、その暁には、静かに、自然と戯れることを楽しみとしながら、余生を送りたいと思っている。それで、これらの考察は、この機会にやっておきたいのである。

ただ、いろいろ勉強もしながらの考察になるので、ペースとしてはゆっくりとしたものになるだろう。もちろん、記事の内容がこれらに限定される趣旨ではない。

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コメント

シュタイナーの「内面への旅」の空間と時間のところで物質についての記述がありました

のめーるさんありがとうございます。

シュタイナーも、物質的なものと霊的なものとの関係について、独特の論を展開しているようですね。『内面への旅』は、家にもありましたので、確認してみます。

ただ、「今後の研究テーマ」の中でも、この テーマは、最後に扱うことになると思うので、言及できるのは、まだ先のことになりそうです。

また、ネットに流れている、シュタイナーのカルマの開示によれば物質の本質は光であり
魂の本質は愛であるようです。 本質が濃縮して物質や魂となるようです

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