「プレアデス+」と「創造神」「捕食者」
『プレアデス+かく語りき』(太陽出版)というのは、バーバラ・マーシニアックという人をチャネラーとした、プレアデス系のチャネリングもので、1980代後半の古いものだか、なななか興味深いことが述べられていた。
プレアデス系に限らず他の星雲系も参加しているので、「プレアデス+(プラス)」と呼ばれる。プレアデス系といえば、ビリー・マイアーのコンタクトを思い出し、言っている内容も皮相な感じがあったので、これまで読む気にならないでいた。しかし、この度読んでみたら、意外なほど、興味深いものがあった。
後半は、「アセンション」に向けての進言という感じで、つまらないものも多かったが、セックスや男性性と女性性の統合の話は、なかなか面白く読めた。「アセンション」についても、恐らく、これは、それを言い出した最初の部類に入るのだろうが、あくまで、肉体次元での次元(密度)の上昇ないし融合ということであり、「進化」というよりは、本来あったものを取り戻すという意味合いが強く、あくまで可能性として述べられているので、穏当なものと言える。
しかし、何より興味深かったのは、前半の宇宙や地球、人間に関わる「創造神」についての話で、これまでに聞いたものの中でも、ごまかしのない率直なことが、具体的かつ説得力に、述べられていると思う。それは、かなり厳粛な事実で、プレアデス系のイメージからすれば、驚きが多い。
たとえば、「創造神の中の創造神」と言うべき、最も根源的な「創造神」は、「根本創造主」と呼ばれ、―地球ではいわゆる「(唯一)神」と呼ばれている存在だが―、そのような存在も、完全であるどころか、模索と進化を続けていること。その「創造行為」は、一種実験的なもので、あらゆる「創造神」がそうであるように、被創造物を通して、自己を認識したり、自己の滋養を得るために利用するという面があること。
さらに、そのような、人間の創造に関わった「創造神」の中には、30万年前に、地球を支配すべく人間を遺伝的に分断、改変して、今日までの奴隷的な支配状況を築いた存在がいること。それは、その「創造神」が、人間のそのような破壊と混乱の状況から生じる感情を、食料とするためであることなどが、淡々と述べられている。
最後のものは、まさに、このブログでも述べている「捕食者」のことだが、それが明確な形で打ち出されているのである。実際、記事『『捕食者」についての本』(http://tiem.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post-967b.html)に加えてもいいくらいである。
「アセンション」というのも、そのような30万年越しの、人間の分断された状態が、今後、脱されて、元の統合状態をとり戻す可能性があるということであり、この「プレアデス+」もそうだが、その創造に関わった「創造神」たちも、現在行き詰まっており、彼らのさらなる進化のためには、そのようなことを支援する必要があるということである。そこには、様々な「創造神」同士の思惑や争いの反映もからんでいる。
このような、「神」や「宇宙的存在」のからむ「物語」は、一見、規模の大きい、宇宙的な話だが、未知の領域への飛躍的な「進化」というよりも、元々そうであった状態に戻るということであり、「創造神」同士の争いの「尻拭い」という、我々からすれば、とばっちりのような面もあるわけである。
人間の「遺伝的な改変」というのは、端的には、12束(ないし螺旋)のDNAがバラバラに分断されて、2束(二重螺旋)にされたということに表わされ、その影響は、神経組織に大きく現れる。神経組織が未熟なため、人間本来の在り方に関わる宇宙的な情報(霊的な情報と言ってもいいと思うが)が咀嚼できず、取り入れることができないのである。そのため、本来の在り方から疎外され、非常に限られた範囲の情報しか扱えず、その情報を捕食者的な「創造神」によって操作されることによって、支配を受けているということである。
宇宙的な情報が咀嚼できないとは、そのような情報は、現状の未熟な神経組織には、混乱や破壊をもたらすように作用する、ということでもある。私も、一連の体験時に、一瞬のうちに、一塊のものとして入ってくる宇宙的な情報が、咀嚼できずに、神経がショートしそうになることを、何度も経験した。実際、「プレアデス+」も、「精神病院は、古代の目を開いたけれども、それをどう理解したらよいのか分からない人たちで一杯」だと言う。このような神経組織の未熟さは、人間全体として、「狂気」の一つの前提条件となっているということになる。
だから、このような遺伝的改変を元に戻すこと、つまり本来の12束のDNAを取り戻すことが、今後の「アセンション」の一つの指標とされる。しかし、その過程、特に、このような情報の取り入れの過程では、神経組織の混乱や破壊の状況は、より多く現れざるを得ないという。このことは、「日月神示」などでも、指摘されていたとおりである。要するに、次元の壁、境界が取り払われる方向に進むのだから、このブログでも述べて来た、「霊界の境域」的な現象が、必然的に増えてくるということである。
もちろん、「捕食者」的な存在や地球の「支配層」は、それらを阻止して、自分らの支配を継続しようと躍起になっている。神経組織を阻害する化学物質や、電磁波その他の方法による神経への攻撃は、神経組織の未熟さを維持させようとする戦略の一つといえる。
また、「ホログラフィの挿絵」ということも言われている。これは、次元の境界領域で、次元のポータルの力を利用することによって可能となる「技術」とされ、「捕食者」的な存在と、地球の「支配層」による科学技術の協力でなされるもののようである。要するに、この三次元的な世界に、「現実」ないしその基礎となる知覚的な現象を、意図的に創出する技術である。それによって、人間全体の「現実」認識を操作し、支配を継続しようというのである。UFO現象の多くは、このような「ホログラフィの挿絵」であるとされる。「キリストの再臨」のような現象が創出される計画もあるという。(私は、「ケムトレイル」の一部もそうなのではないかと疑う。)
もっとも、何度もみて来たように、「捕食者」のような存在は、単独で、このような「幻覚」的現象を生み出すことができる。ただ、それには、意識状態を変容させたり、「霊界の境域」へ侵入させるというような、ある程度の操作的な前提がいる。また、それは、普遍的に、多くの者に対して起こすというよりは、個人的、または一定の集団などに対してのものに限られる。
「ホログラフィの挿絵」というのは、そのような、これまで一定の(特に「狂気」とみなされて来たような)人に対して起こされて来た、「幻覚的な現象」を、より普遍的、一般的に、人間に対して起こすことを目論むものと言える。
何しろ、今後は、こういった意味でも、多くの者にとって、「現実」や「知覚的な現象」の見極めが、大変なことになってくるはずである。
※「捕食者」が、霊的次元から単独で起こす、個人や一定の集団をターゲットとした「幻覚」と、普遍的、一般的な「幻覚」を生み出す科学技術として、すべての者をターゲットとした「ホログラフィの挿絵」の違いは、記事では分かりにくかったかもしれませんが、コメント(5番目)にて、より詳しい説明をしているので、参照ください。
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