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2012年10月

2012年10月29日 (月)

「ケムトレイル」についてのビデオと本

「ケムトレイル」についての、まとまった内容のビデオ2つ。

What in the world are they spraying

http://www.youtube.com/watch?annotation_id=annotation_211636&feature=iv&list=PL36F55FDE6FBD9A4D&src_vid=13tmmjFbwYM&v=9DauAV_XrSU

"Why in the World are They Spraying?"

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=mEfJO0-cTis

いずれも、日本語字幕付き(後者は字幕をオンにすること)

前者では、2010年、カルフォルニアで行われたジオ・エンジニアリング(地球工学=地球規模の気象操作に関する工学)に関するシンポジウムの取材を中心に、「何がまかれているのか」について、扱っている。

後者は、様々な関係者、被害者、研究者の話を取り上げて、「なぜまかれているのか」について扱っている。

ジオ・エンジニアリングについては、ここに、かなり詳しい概説がある。(http://criepi.denken.or.jp/jp/serc/discussion/download/09018dp.pdf

本では、ジェリー・E・スミス著『気象兵器・地震兵器・HAARP・ケムトレイル』(成甲書房)という本が、この問題を考えるのに、適していると思った。

著者はジャーナリストで、ジャーナリストらしく慎重に事実を探るという姿勢が貫かれている。それでいながら、真実に迫ろうという強い意欲が感じられ、実際、かなりの程度迫ることができていると思う。

ここに取りあげられているそれぞれの問題は、さまざまな面で、「素人」にはとっつきにくい要素が多い。が、著者は、よく素人的な「目線」で、基礎的な事柄から、問題を説き起こしていると思う。また、こういった問題は、技術的な面でも難しいものがあるが、それぞれについて、技術的な面の基礎にも、一応の説明がなされている。

「陰謀論者」の書いたもののように、主観的な「独断」や、「直感」で、強引に結論を導くというものではないので、そういう意味での「面白み」には欠けるかもしれない。その最終的な結論は、「可能性として十分ある」という程度のもので、曖昧な面もある。実際にどの程度実現され、どのような意図のもとになされているのか、はっきりと明示はされていない。

しかし、このような問題の基礎的な知識を得るには、あるいは、極力客観的に、このような問題に取り組みたいという場合には、非常に適したものかと思う。

私としては、「HAARP」(高周波能動オーロラ研究プログラム)についての基礎的な知識を得られたことと、やはり、最近注目している「ケムトレイル」の問題の、基礎的な知識を得られたことが大きい。

「ケムトレイル」について、ちょっと書くと、やはり、この問題でも、飛行機雲のできる仕組みや条件、環境などの基本から説き起こされている。一般に言われるように、すぐに消えるのが飛行機雲で、後に残るのがケムトレイルとは言え得ないこと、また、最近の飛行機のエンジンと燃料は、昔に比べ、飛行機雲のでき易いものであることも、説明されている。

しかし、そのうえで、実際に、政府や産業界において、地球レベルでの気象改変を目指す、「地球工学」(ジオ・エンジリアリング)に関する様々な試みがあったことを明らかにし、技術的にも、燃料にアルミニウムやバリウムなどの「金属の微粒子」を混ぜることで、飛行機雲を人工的に作り出し、長く残すことは可能であることが説明されている。(なぜそのような成分が選ばれるかを含めて)

ビデオにもあったように、これらは、基本的に、それらの人工的な雲の層によって、地表に降り注ぐ太陽の光を遮る効果を期すもので、地球温暖化に対する対策と言われてる。

そして、これに関しては、この計画に携わったという技術者との興味深いインタビューが紹介されている。

それによると、次のようなことが語られている。

このような計画にはいくつかのグループがあるが、この者はより大きな組織の一部に属していた。

雲のシールドには、浮力を得るため、バイオ物質を埋め込んだポリマー糸が使われていた。

シールドには、特定の周波数の電波を当てることで、破壊され減少しているオゾンを生み出す効果もあった。

暴風雨の前線が来る前には、シールドを維持するために、集中的に散布する。バリウムは、CO2や水を吸収するため、降雨量を減らすことができる。

秘密にする理由は、事態が深刻だからである。地球は絶滅に向かっており、シールドがなければ、人類は20年から30年のうちに死滅する。事態を公表すれば、人々はパニックを起こし、経済危機が訪れる。

このような散布が人体に危険なことは分かっている。世界全体で、20億人が影響を受けると推定されている。しかし、散布をしなければ、90%以上の確率で、今後20年以内に人類は絶滅する。

散布には、タンクキットを備えた専用の飛行機だけでなく、民間のジェット旅客機も利用されている。アルミニウム、バリウム、チタンなどの金属は薄く拡散させるもので、必ずしも大量に必要としない。物質そのものは、見た目よりも、ずっと少ないもので、白いもやの大半は、水蒸気が凝集して水晶を形成し滞留したものである。(つまり、通常の「飛行機雲」と同じ)ただし、シールドに穴があいたときや大量の降雨の後には、大量に散布される。

散布の技術は単純で、2つかそれ以上の予圧タンクに、混合する溶液を分けて入れておき、同時に噴射して化合物が生成されるようにする。ジェット燃料に混ぜる方法も行われていたが、効率が悪く危険もあるので、今は行われない。

とても、取ってつけたような内容ではなく、詳細で具体的なもので、実際にそのとおりに行われていたらしいと思わせるだけの説得力がある。

しかし、同時に、このような計画を、本当になさしめている者は、ここに述べられたような意図で、本当になしているものとはとても思えない。

著者も言うように、このような人工的な雲の層は、太陽光を遮る効果はあるかもしれないが、逆に、地表の熱を閉じ込める効果もある。必ずしも、(それが実際にあるとしても)地球温暖化を防ぐのに効果的な方法とは言えない。

また、アルミニウムやバリウムなどの金属粒子が、人体特に脳に有害なのは明らかなことである。

このインタピューでは、その有害な結果を認めつつも、全体として、地球温暖化からもたらされる人類全体の害と比べたら、やむを得ないこととしている。(発想は、ワクチンの場合と同じである。)

しかし、その地球温暖化の害については、危急で、差し迫ったものであることが異様に強調されるだけで、その具体的な内容は、ほとんど明示されず、よく言われる内容が、とってつけたように示されるだけである。

もし、ケムトレイルの実行者が、このインタビューで示された意図のもとに行っているのだとすれば、それは、やはり、一種の「洗脳」の結果としか思えない。

しかし、地球レベルで、ケムトレイルを、それも秘密裏に実行するには、このような大義名分と差し迫った理由が必要になるというのは、当然頷けることである。そして、実際にそうなのであり、実行する側は、ある意味それを信じて(そうするしかないので)、マジメに、一生懸命、行っているのであろう。

真の目的については、今のところ、明確には分からないが、精神薬やワクチンなどと同様、これまで述べて来たこと(人類の弱体化・削減)の延長上にあるものには違いないはずである。ただ、ケムトレイルには、さらに、普通に地球工学でいうのとは別の意味の「地球的」、または「宇宙的」な意図もありそうな気がする。

※「雲の観察」その後

「雲の観察」は、その後も一応続けているが、前のときのようにある期間集中して、「ケム」っぽい雲が続けざまに観察されることは、ないようである。その時期は、私が特に「ケムトレイル」に注目し始めた時期と重なっており、まさに「偶然」または「共時性」というほかない。

ただし、10月26日(金)、明らかに「撒かれている」と感じることがまた起こった。昼の時間、空にかなり太く長い「ケム」っぽい雲が平行に2本(写真1)のほか、似たような雲が他に4本ほどあり、その後も、続けざまに、飛行機がその雲に平行するようにして、何機か航行して来る。ある時間に、こんなに集中して飛行機が航行することは、今まで見たことがない。ただ、その中には、典型的な飛行機雲しか出していないのもあった。さらにその後、前のときと同じように、ヘリコプターが、その周辺(下部)を何台か調査するかのように、旋回して行った。その後、特に気象的な変化はなく、飛行機の航行もあまりなくなったように見えたが、残った雲は、非常に太くはっきりした形で、その後も長く残っていた。

午後3時頃、空を見ると、前の雲もある程度残っていたが、新たに6本ほどの太く長い「ケム」っぽい雲ができていた。その一部は、ある周辺に異様に重なって、できている(写真2)。

飛行機雲ができ易い気象条件もあるのだろうが、やはり異常なことと感じる。

一つ、最近の気象で気づくのは、雨が続いて降ったということがある。このところずっと、明らかに雨の降雨量が減っていると思うが、最近は、それほど多くはないが、雨が降ることが続いていた。

インタビューにもあったように、「実行者」は、雨が降ることで、雲の層または「エアロゾル」の層が、崩れる(降下する)ことを恐れたのではないかと思う。だから、雨の続いた後に、また集中的な散布をしたのだろう。しかし、そうだとしたら、これは皮肉なことである。なぜなら、実行者の恐れるそのようなこと(雲やエアロゾルの降下)こそが、本来の「計画者」にとっては、まさに狙われていたことそのもののはずだからである。

      写真1

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     写真2

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2012年10月23日 (火)

「モルゲロン病」CNNの報道番組

前々回、Youtubeの「ケムトレイル」と「モルゲロン病」を扱ったアメリカメディアの編集映像を紹介した(http://www.youtube.com/watch?v=dyjrzgHsASo)。その外にも、「モルゲロン病」を扱ったCNNの報道番組の映像があったので、あげておきたい。(前半部http://www.youtube.com/watch?v=68ut-0BaoHc,後半部 http://www.youtube.com/watch?v=FiWD7SR36_M&feature=related

残念ながら、英語。字幕で、自動翻訳による日本語にはできるが、ほとんど意味は通じない。英語字幕も、ときどき明らかに変な単語が出て来て困る(たとえば、「morgellons」が、「more challenge」など)。が、英語が苦手な私なりに、全体として、一応の意味がとれる程度には訳してみた。

前半部は、一部で世間を騒がせている、「モルゲロン病」がどのようなものか、患者や関係した医師の話を交えながら、簡単に紹介している。後半部は、医師や研究者の話を交え、「モルゲロン病」に対する識者の意見を紹介し、最後に取材記者が「モルゲロン病」を取り巻く状況を総括している。

大体の意味は次のようである。

「モルゲロン病」は、「Xファイル」から出て来たもののように聞こえる。

それは、青みがかったもの、小さな円状で中心の赤く腫れ上がったもの、クリーミーな白いものであったりする。

人々は、皮膚のあちこちから、糸状の繊維が出てくると主張している。

それらは、複雑に絡み合っていて、黒いものが交じってたり、先端がとがっているものがある。

医師や看護婦は、自分が何を見てるのか信じられない。

かつて、人の体から出て来たものとは思えないと言う。

それが何なのか、謎である。

その謎は、目立たず、西部テキサスで始まった。ある人が、皮膚から白や黒の繊維が飛び出すのを見、皮膚科を訪ねた。医師はそんなことは信じられないと言い、できることはないと言った。回復しないので、再び訪ねると、「ノー」と言い、精神科医を紹介された。

ある人は、顔の周りをひっかくとその活発な部分は、いつも酷いと言う。様々な地方の数千の人が、類似した病状に不平を言っている。患者たちは、それを「モンゲロン病」と呼んでいる。ウェブ上では、写真を掲げて、それが真実の病気であることを示している。それで、CDC(the Central for Disease Control)も調査を開始した。

Dr.Strikerは、それは、かつてそれが何であるか分からなかったときの、奇妙な伝染病としてのエイズの流行を思い出させると言う。

「モルゲロン病」の謎は、まもなく、オクラホマのタルサの研究者の注目も捕らえ、Dr.Wymoreの調査もここに始まった。彼は、始め、皮膚の中の繊維は、衣服をこすることによるものと疑った。彼は、衣服の繊維を顕微鏡で調べ、それが、モンゲロン病の患者のものとは全く異なることを確認した。それで、オクラホマ州立大学の同僚に相談した。

医師たちは、「どんな調査をして良いか分からない」「始めは疑った」などと言うが、皮膚の下の繊維を顕微鏡で見ると、皮膚の下で、赤や青の動いている繊維が打ち寄せてくるのを確認した。現在約25人の患者を見、アイオア州立大学の医師も、「モルゲロン病」が現実のものであることを納得した。

しかし、医学界の「エスタブリッシュメント」は、それは間違いであり、「モルゲロン病」は事実ではないと言う。

Dr.Sinfeldは、コロンビア大学の皮膚科の助教授だが、 それらは、彼ら自身がもたらしているものと言う。彼らは立ち直ることができ、人々も、その理由を考えてその問題を離れることができる。繊維はどうして見つかるのかというと、彼は、患者自身が傷を作って、自ら突っ込んだのだと言った。

しかし、アイオア州立大学の医師は、それは不可能だと言う。多くの繊維は、皮膚の下を傷口から離れ去って、休みなくなめらかに動いて行く。誰であれ、それを信じれば、それか答えることのできない問題だと分かる。

しかし、それが何かについては、手がかりもない。ただ、Dr.Ctovskyは、その皮膚の一片から、手がかりが得れられることを予期している。

生物学者のSは、モルゲロン患者の皮膚の下に埋め込まれたもののある「湿疹」を見つけただけだと言う。モルゲロン病を持つと主張する人々は、無駄な時間を過ごしているに過ぎない。

このような位置から、モルゲロン患者の診察が達成できるようチャレンジする医師もいる。この病気についての議論は続けられる。

―それらの糸状の繊維を2,3他の研究室に持っていって、それらが何なのかについて他の意見を得ることはできないのか?

そうしたくてもそうできない阻害要因は一言で言うと、お金である。それらの繊維について綿密な結論を得るには、多くのお金を必要とする。しかし、医師はそれらは事実ではないと考えている。そのような医師を納得させることに成功するような試験をするには多大な金がかかる。

―患者が、彼らを信じ、何らかの治療をすることのできる医師にかかることができることを望む。

彼らには、いつくかの異なった種類の束がある。寄生性の病原菌用の抗生物質で繊維と闘うことにわずかに成功することもある。しかしそれはまったく全体ではない。彼らは、ある人のために働いていて、兄弟ではなく、また一時的にあるところで働いているに過ぎない。

―医師らは、「ノー」と言い、彼らが自分で自分を偽っているに過ぎないと言う。しかし、これは全ての国にわたるもので、一部の地域のものには見えない。

患者たちは、全ての地域から来るように見え、お互いには知らない。だから、彼らは同じ症状を偽ることはできないはずである。(以下の「一言の答え」の医師と、インターネットで同じ症状の人を見つけて、この病気であると主張する人との関係は、よく分からなかった。)

あまり正確な訳ではないし、誤りもあるかと思うので、興味のある人は、ぜひ自分で訳してみてほしい。

何しろ、「モルゲロン病」を取り巻くアメリカの状況が、ひと通りは分かる。アメリカでは、もはや、「モルゲロン病」は、このように多くのメディアも取り上げることからも分かるように、一つの「社会問題」と言えるだろう。

しかし、医学界では、既成の体制は、そのような病気は、「現実」のものではなく、患者の「捏造」か、「妄想」に過ぎないものと扱っている。医者に行けば、精神科医を紹介されることにもなる。しかし、携わった医師の中には、事態をまともに受け止め、理解を示し、研究を始める医師もいる。ただし、この段階(2009年頃)では、それは全くの「謎」で、手がかりもなく、なかなか理解のできる代物ではない。

といったところのようである。

ただ、前々回みたように、プロジェクトFMMというMIT(マサチューセッツ工科大学)その他の団体の合同研究の分析では、「モルゲロン病」の患部から出て来た繊維は、「生物」ではなく、ナノテクによる、人工的なものであることが指摘されている。(http://rense.com/morgphase/phase2_1.htm)

今のところ、詳しい成分などは判明していないようだが、今後、こういった分析結果が、徐々に蓄積されて来れば、「モルゲロン病」の全貌とはいかなくても、ある程度の性質は、明らかになってくるであろう。

そして、それは、前に述べたように、恐らく、現代の「地球上の技術」では、理解のできないものであることが、はっきりすることと思う。

様々にあるはずの「地球外起源」の技術について、こういった、ほとんど「最悪」の部分から、一般に知られることになるのは、不幸なことではある。が、それも、「技術」というものにはつきものの、一つの「現実」として、受け止めるしかないだろう。

2012年10月10日 (水)

「現実」が「妄想」を超えるとき

前回の「モ.ルゲロン病」のようなものが出てくると、もはや、「現実」は統合失調症者の「妄想」を超えることになる。「宇宙人」や「神」の出てくる、統合失調症者の突拍子のない「妄想」も、この病いの「現実」に比べれば、陳腐でつまらないものに聞こえてくるだろう。「現実」が、統合失調症者の「妄想」を追い越しているということである。

しかし、それはそれで、面白い効果をもたらし得る。「現実」があまりに突き進んでいるので、統合失調症者の「妄想」など、さして問題にもされず、「病気」などとして、大層に扱うまでもないものとなる可能性がある。統合失調症者の「妄想」など、「だからどうしたの?」で、相手にもされず、終わってしまう時代になるかもしれないのだ。

いや、そうなると、統合失調症者自身さえ、自分の「妄想」の陳腐さに嫌気がさし、以後そんな「妄想」とは手を切りたくなるかもしれない。

いずれにしても、「現実」とか「妄想」というのは、社会という背景の中で「作られる」ものなのであり、時代や社会の変化により、いくらでも、変わり得るものということである。

「現実」といい、「妄想」というのも、社会や時代の背景の中で、お互いの関係において、作られるものである。「現実」とは、その社会で「妄想」とされていることとの関係で規定され、「妄想」もまた、その社会で「現実」とされていることとの関係で生み出される。社会や時代という背景の中で、いくらでも、「作り変え」られていくものである。

あるいは、それまで「妄想」だったものが「現実」に、「現実」だったものが「妄想」に変わり得る。そこには、絶対的な基準なるものが、少しもあるわけではない。

たとえば、近代以前には、「精神病」は「悪魔憑き」や「きつね憑き」などとして、霊的な「モノ」が憑く現象を意味した。そして、それこそが「現実」だった。それが、「現実」だったからこそ、社会の中でその「現実」を共有する多くの者の相互関係の中で、その「問題」は集団的に解消された。

しかし、近代人は、それを「迷信」とみなし、「妄想」ということにした。「精神病」はただの「病気」というのが「現実」になった。精神病者とは、ただ社会の「厄介者」として、「精神病院」に隔離され、薬などの方法で「治療」(大人しく)されるしかないものとなった。

それを「病気」と呼ぶのは、前に述べたように、それが「誤り」であること、つまり、「妄想」であることを社会的に「宣言」し、「固定」するためである。近代社会の「現実」を、社会的に「防衛」するためと言ってもいい。本来、絶対的基準などないのだから、それを扱う「精神医学」ないし「精神医療」に「権威」をもたせることで、それを固定する役割を担わせるしかない。また、それを「補強」するには、そのような「病者」に「制裁」を与えて、社会に対する「見せしめ」としなければならない。つまり、「現実」は常に、そうでないものを「排除」することによって、「再確認」され、「再創造」されていかねばならない。

しかし、このことは、そんなことは、今後も、いくらでもひっくり返り得ることの証でもある。「精神病」が「病気」などというのは、愚かな時代の「迷信」として、その吹聴者としての「精神科医」とともに、捨て去られ、「精神病」は「霊的なもの」の発現以外の何ものでもないということになされ得る。あるいは、そうでなくとも、今後、我々が予想だにしない、新たな「現実」が生み出されていく可能性はいくらでもある。「精神病」とされたものにも、まったく違った意味づけがなされ得る。

「モルゲロン病」は、そのようなことの、きっかけにもなり得る。

そのような、「現実」についての事実を、白日のもとにさらけ出すという意味では、「モルゲロン病」のような衝撃にも、一定の意味があるのかもしれない。

2012年10月 2日 (火)

「モルゲロン病」

「病気」というものには、「捕食者」の影響が多かれ少なかれあるが、この病気ほど、「捕食者」のもたらす恐怖を、見事に体現する病気も珍しい。

「モルゲロン病(モンジェロンズ病)」というのは、最近iみられる一種の皮膚病で、痒みを伴う発疹と、皮膚の下を何ものかが走って移動するような感覚を伴う。発疹して傷のついた患部からは、不気味な繊維状の塊が飛び出すことが多く、なかには、ミミズのような生物が飛び出したという報告もある。

アメリカでは、メディアなどでも報道されている。Youtubeにも、多くの動画が投稿されている。「ケムトレイル」との関連が取り沙汰されることが多い。
(例.ケムトレイルに関するメディアの報道を編集したもの(英語)
http://www.youtube.com/watch?v=dyjrzgHsASo

日本では、まだあまり報告されていないが、ネット上では、いくらか報告が見られる。

このサイトには、アメリカの記事の翻訳が載せてあって、モルゲロン病というものがどういうものか、一通り分かる。(ケムログ モルゲロン:恐ろしい新症例が流行の兆しを見せている   http://blog.chemblog.oops.jp/?cid=3429

一種の「皮膚病」ということだが、医師にかかっても、「寄生虫妄想」と診断されることが多いという。つまり、精神疾患の一種とされてしまうわけである。医師は、マニュアルにない「病気」には、いかに対応できすに、いい加減な診断をするかということの一例でもある。

ただし、「寄生虫妄想」なるものは、実際にあって、統合失調症がらみでも、そのような、触覚的な「幻覚」ないし「妄想」が起こることがある。

むしろ、私は、この「病気」は、この「寄生虫妄想」をこそ、モデルにして作り出されたのではないかと思う。つまり、この「妄想」において、幻覚的、妄想的に生じている「内容」に、実際の「形」を与えたかのようなものである。「妄想」というのは、「捕食者」の影響を受けて、恐怖に満ちたおどろおどろしいものになることを、これまで何度もみてきた。が、これは、そのような「妄想」に、まさに「形」を与えて、おどろおどろしい内容を「実現化」させたようなものなのである。

この「病気」では、全身に目立つ発疹ができ、非常な痒みと、いわゆる「虫ずが走る」と表現されるような、異様な身体感覚に悩まされる。わけのわからない繊維状の塊や生物が飛び出すということで、オカルトめいた、おどろおどろしさがある。(この繊維状の塊については、分析しても正体が分からないという。)即座に、死や大きな傷害に至るわけではないが、まさに、不安とホラー紛いの恐怖に、「じわしわ」と苛まれ続けることになる。その奇妙さのため、人の理解も得られず、社会生活も困難になる。実際に、廃人のようになったり、自殺する場合も多いという。

その意味で、「精神的な病い」に近いものがあり、それと同じような状態に追いやられる。むしろ、「妄想」ではない、実際の現象が伴う分、その恐怖は、それ以上と言うべきかもしれない。

何とも、「捕食者」好みというより、「捕食者」の性向が、直に塗り込められたかのような、「病い」なのである

日本のジェイ氏は、ケムトレイルについての講演で、この「モルゲロン病」から出て来た繊維の塊には、ナノテクノロジーにより作り出された一種の「ロボット」が含まれていることを指摘している。(http://www.youtube.com/watch?v=OG1Mc25rd0U

単に、バイオテクノロジーで開発された「変異生物」というのではなく、一種の「バイオロボット」ということになる。実際、そうである可能性も高いだろう。

だとすると、このようなものを作り出した技術は、地球起源のものというよりも、前回みたような、「地球外起源の技術」である可能性も大いにある。地球人が、宇宙人から手に入れた「地球外起源の技術」を使って作り出したのか、宇宙人が、その技術で直接作り出したのかは分からないが。

いずれにしても、非常に「悪意」あるもので、「地球外起源の技術」の最悪の部分が現れ出ていると言うべきである。そして、そこには、「捕食者」の影響が強く入り込んでいるのが明らかである。それも、ほとんど、「あからさま」なもので、しかも、何かどうしようもない、「退廃的」というか、「末期的」なものを感じさせる。「捕食者」自身が、そのような「末期的」状態に陥っていることの証しともいえる。

「モルゲロン病」の患者は、数年前に、アメリカで1万人程度とされているから、今はもう少し多いのかもしれない。この「病原」が、ケムトレイルを通じて入るのか、他の方法によるのか分からないし、一種の「感染力」のようなものがあるのかどうかも分からない。また、例えば、免疫力などとの関係で、人により罹り易さがあるのかどうかも分からない。

作った側の意図としても、一種の「実験」なのか、もっと大規模な拡散を狙った計画なのか分からない。

しかし、いずれにしても、「高度の技術」というものには、多くの問題を解決する革命的な面がある反面、このような、暗黒の面も伴うことは改めて感じさせられる。今後、様々な技術革新が起こるとともに、バイオテクノロジーによる「変異生物」や「ウイルス」も含めて、こういった奇妙な疑似生物や人工的な病気が増えて来る可能性も、みておかなくてはならないだろう。

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